『エレックレコードの時代』という本が出ていたので購入。『レトリック事典』の発売、志ん朝・直純との写真が朝日に掲載されたタイミングなどもあり、何だよ、近頃、信夫絡みの波がちょっと来ておるのではないか、などと、猿のような発想。
届いてみたものを早速読んだ。私にとっては、殆ど全てが初めて読むことばかり。面白いところもあり、どうでもいいところもある……って、そりゃ、何だってそうだろうけれど。
当時、佐藤信夫は今の私よりも年下だったわけで、そんな彼が、どういう距離感で、この、ある種はちゃめちゃなエレック周辺の面々とつきあっていたのかなあ、と興味が湧く。例えば、うちにある泉谷しげるの『地球はお祭り騒ぎ』のジャケットには、「のぶさんへ」などとサインの上にマジックで書かれているのだが、泉谷しげるに“のぶさん”って呼ばれているという、そのことだけで何とも不思議なおかしさがある。こんなことを書いていると、草葉の陰でにやりと笑っている人がいそうだなあ、もし、あの世というものがあるのならば。
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